仕事（会社）を辞める退職理由ランキング

 

 
 ■上司が週末までやるようにと指示を出してきたので4日間残業だらけのフル稼働で仕上げたら、「そんな指示は出してない、こっちを優先するように」と違う指示が出た（営業/28才男性）
■後輩に仕事のミスを指導すると「ざっくりで良くないっすか～？」と返事が返ってくる（マーケティング/35才男性）
■女性だらけの会社の休憩所でコソコソ陰口を言われる（事務職/31歳女性）
■社長だけが情熱的だけど他の上司が変わらないと絶対についていけない（プログラマー/女性24才）
■エリアマネージャーが数字を達成しても何かしら文句が言いたくて説教をはじめる（飲食店店長/34才男性）
■タイムカード押しておけよと言って定時に帰る上司に腹が立つ（総務/男性24才）
■新人の後輩がガムを噛みながら「これ教えてくださ～い」と質問に来る（経理/27才女性）
 
今すぐ仕事を辞めたい人の退職理由ランキングの第1位は「人間関係」でした。給料やサービス残業を超えてます。些細な事が積み重なり大きなストレスになっていると思われることや、明らかに悪意に満ちたパワハラまがいな態度など原因は様々でした。
 
職場は人生の大半を過ごす大切な場所ですから、人間関係に不満がある職場環境の場合、長時間そのストレス影響を受ける事から退職理由ランキング第1位となるのは当然のことなのかも知れません。

 

 
■残業代が出るならまだ我慢するけど、タイムカード勝手に押されてるし、休日でも呼び出されて手当もない。（飲食店店長/男性37才）
■会社の空き部屋に折り畳みベッドと枕が届いて泊まれる環境を用意された。家に帰れない。（プログラマー/25才男性）
■広告の出稿量が人員をはるかに超えていてサービス残業が当たり前の状態。朝9時出勤なのに時計の針が２周目になりかけるのが日常。（広告代理店/28才女性）
■20日連勤で帰り道に車に跳ねられそうになった。気が付くとファミレスでも意識が飛んでた。（介護士/35才女性）
■深夜でも休日でもお構いなしに電話が来て「今すぐ出社しろ」と言われる。給料明細を見ても残業代や休日出勤の欄は空欄のまま。（看護師/女性29才）
 
毎日終電までサービス残業の日々、終電が過ぎると事務所に寝泊まり。休日もいつ電話で呼び出されるかビクビクしていて友達や家族と遊ぶ気分も気力も無くなった・・・仕事とプライベートのバランスが大切でも職場が理解してくれなければ、どうにも出来ない。こんな状況に追い込まれている方が多数いらっしゃいます。

 

 
■給料を25％カットされて生活が厳しい。（工場勤務/45才男性）
■私より遅く出社して早く帰る派遣社員と、残業して終電で帰る私の給料が同じ。（マーケティング/27才女性）
■サービス残業ばっかりで休日出勤も手当なし。時給計算したら近所のコンビニバイトの方が時給が高かった・・・（プログラマー/34才男性）
■自社ブランドの服装じゃないと出勤扱いにしてもらえず、仕方なくノルマの為に服を嫌々買わされる。高い服なので生活が厳しい。（アパレル/25才女性）
■働き方改革で残業しない方向で会社の方針が決まったけど、どうしても定時に終わらない仕事量の時は、今まで出ていた残業代すら貰えなくなった。（製造業/29才男性）
■2年分の有給休暇があるはずなのに、使えたことはお通夜と葬式の2日だけ。（WEb制作/24才男性）
 
仕事を今すぐ辞めたい退職理由ランキング第３位は「給料が安い」でした。ここで気になるのは第2位のサービス残業やカウントされない休日出勤など過酷な労働環境に金銭的な支払いをしない企業の実態が手に取るように分かります。ある部分、2位と3位の金銭問題を合わせると退職理由第1位になるかも知れません。「働いた分に見合った給料はちゃんと欲しい」「この会社のままで将来給料はアップするのか？」など疑問を感じ始めると、どんどんモチベーションが低下し、今すぐ会社を辞めるという選択になるようです。

 

 
■毎日毎日朝から晩まで人の頭のシャンプーのみで自分がロボットみたいに感じる。（美容師/22才女性）
■低品質の商品を老人に高額で売りつける仕事内容にストレスを感じた。（個人営業/26才男性）
■人の命と関わる仕事内容が自分には合わないと分かった（看護師/25才女性）
■週間ノルマだ月間ノルマだと毎日急き立てられ「もう少しだ頑張れ」と言われても、カレンダーをめくれば数字が０になる恐怖。（法人営業/31才男性）
■9時~18時で朝から晩まで、車のボンネットにペンキを塗り続けるのが苦痛になった（自動車工場/23才男性）
■外回りの営業がしたかったのに配属されたのは内勤のクレーム処理の部署でした。自分のミスじゃないのに怒られる毎日は苦痛しかなかったです。（化粧メーカー/24才女性）
 
人生の大半の時間を費やし過ごす仕事。その仕事を好きになれなければ、もしくは、好きじゃなくても、やり甲斐を感じられなければ、それはもはや苦痛でしかなく、「自分は貴重な時間、人生を無駄にしているのでは？」と感じる方が多いようです。「仕事はお金を生み出す手段」と割り切れれば良いのですが、どうしても仕事内容が好きになれない、自分が望んだ部署があるのに配属してもらえない、自分の能力を活かせない、分野が違うなど、ミスマッチがある場合には、「辞めたい」という気持ちが強くなってしまうようです。

 

 
■あれも駄目。これも駄目。意見するな。新しい事は何もチャレンジさせてもらえない。（企画/26才男性）
■大口のお客様がいなくなり暇になったのかお茶くみと窓掃除ばかりになった。（ＷＥＢ制作/24才女性）
■部長が月間目標を達成してるけど社長が来るといつも2~3時間の説教をくらっている。残業しても休日出勤してても褒められた事もなく、「明日はわが身だ」と感じた。（不動産営業/23才男性）
■飲み会の度にかばん持ちさせられるし居酒屋予約ダッシュしなければならないし、グラス拭いてお酒を注いで。これが仕事なのかと思うとぞっとする。（営業/22才男性）
■経営層から休日にどう？と、怪しげなネットワークビジネスの勧誘をされる（事務/34才女性）
■毎月クビを切られていく先輩や後輩を見て、「変わりならいくらでもいる」と平気で脅す社長に嫌気がさした。（音楽学校案内/男性28才）
■社長が怪しげな宗教に勧誘してくる。（開発/31才女性）
■経営の方向転換が明らかにミスなのに全社運を賭けると言われて転職したくなった。（建設業/41才男性）
 
会社の将来性や社風、社長の人格などは1社員の立場では状況を変えるのは難しいです。入社時には気が付かなかった会社の将来性や、売り上げ激減、宗教活動、社長の人格など、見たくなかった社内のダークサイドな部分を目の当たりにしたり、厳しい財務状況を見てしまうと、「この会社やばいのでは？」「この会社潰れるんじゃないか？」「早めに転職を考えたほうが良いのでは？」という気持ちが大きくなってきます。また社内の雰囲気や社風に合わないと「自分の居場所がない・・・」という疎外感を抱き、会社を辞めたいという気持ちに繋がるようです。

 

 
■笑顔が足りないと怒られ、笑っているとニヤニヤするなと怒られ、どんな顔して仕事すれば良いのか分からなくなった（個人営業/25才男性）
■事ある毎に同期や後輩と比較をされて嫌味を言われる（歯科衛生士/26才女性）
■仕事の出来ないご機嫌取りが出世をして、仕事の出来る人は蹴落とされる（法人営業/36才男性）
■いつも居眠りしている隣の人と､倍の仕事量の私とで給料が変わらない。（生命保険/38才女性）
■休日に会社周辺の清掃ボランティアを無給で強制させられる。（建築関係/37才男性）
■良かれと思って起こした行動全てを否定されて、人間不信になった。（介護職/25才女性）
■上司があからさまに可愛い女性社員だけヒイキをする（事務員/28才女性）
■足を踏まれる、頭を叩かれる、蹴りを入れられる。（引っ越し屋/33才男性）
 
一生懸命取り組んでいる社員の人ほど、正当な評価を受けられない事が続くと、手を抜くようになるか、またそれも出来ない真面目な人ほど「会社を辞めたい」という気持ちになるようです。またパワハラ・セクハラ・暴力を受けている人は、自分の人格全てを否定されていると鬱傾向に追い込まれてしまいます。自分の仕事をしっかりとして、正当な評価を受けたい。これが従業員の本音なのです。